

天気が良いのでドライブへ。子供達の希望で、昨年夏にも行った札幌芸術の森へ向かった。
ここは自然の地形を利用した40haの丘陵地に、陶芸やガラス、木工などが体験できる工房や屋内美術館、それに今回のお目当ての野外美術館が広がっている。
7.5haに及ぶ野外美術館は大人/600円、中学生以下無料。(美術館は別料金)64作家73点の彫刻が展示されている。
子供達は勇んでスタート。広い森と芝生の中に点在する作品を一つ一つ探しながら観賞してゆく。新緑がとても気持ちいい!
歩いてゆくうち道を見失い、どこだ?と探していると林の手前に「隠された庭への道」という作品名の書かれた札が。子供達はここが好き。日当たりの良い谷間の芝生の広場にダニ・カラヴァンによる7つの造形物があり、順に辿って行くと森の中にひっそりとたたずむ小さな庭に着くのだ。水や風、光などを巧みに利用した人工の造形物が、自然のままよりももっと強く自然を感じられるような不思議な空間を造り上げている。ここだけで充分遊べる公園くらいの広さ。
↑1枚目写真:「ウィグ」(清水九平衛)
2枚目写真:「ふたり」(朝倉響子)。5人ですが。



↑上写真左:「隠された庭への道」の七つの泉。
上写真中:この木の間からの眺めが面白い。
上写真右:「隠された庭」からの眺め。倒れた木から上へと伸びる若い枝。生命力の強さを感じる。


隠された庭を抜け先へと進む。一度来ているとはいえ、地図がないと迷ってしまう。ちょっとしたオリエンテーリングみたい。
たくさんのオブジェたちは森や芝生の中、自然と溶け込み調和し、触ったり覗いたり登ったりできるので遊具のようでもあり、五感で楽しむことができる。野外美術館の醍醐味だな。小さな子供でも身近にアートと親しめ、気兼ねなく触れるのでオススメの遊び場だよ(^O^)/大きな子供や大人は野外美術館外の体験工房にチャレンジするのもよさそう。
6枚目写真:「石飛ぶ」(小清水漸)
7枚目写真:「椅子になって休もう」(福田繁雄)とりあえずマネとく。



↑上写真左:「ひとNo.16-I」(高橋清)…ひと!?
上写真中:「目の城'90」(新妻實)目の中から覗いてみよう。
上写真右:「うつろひ」(宮脇愛子)丘の上に風を受けてたたずむ姿が気持ちいい。



↑上写真左:左奥に見えるのは「挑発しあう形」(土谷武)。
上写真中:「二人の空」(峯田義郎)。またしても四人。
上写真右:「位相」(多田美波)。映る風景が面白くて、長いことみんなで顔を映したりして眺めてたよ。



↑上写真左:「1・9・8・5知性沈下」(湯原和夫)。胴体はどこへ!?
上写真中:「幼いキリン、堅い土」(淀井敏夫)
上写真右:子供達が大好きな「のどちんことはなのあな」(堀内正和)。はなのあなをのぞいてみよう!

ひとしきり回ったら午後も遅くなってきて小腹が空いたので芸術の森をあとにし、櫻珈琲煎房 柏丘本店で一休み。美味しいコーヒーで有名な、お洒落で落ち着いた雰囲気の素敵なカフェ。窓からの眺めも良く、長居したくなる。みんなでケーキセットや自家製アイスを注文。どれもとても美味しかったよ。味、ボリューム、雰囲気のわりにリーズナブル。大人っぽい静かなカフェなので本当は子連れよりデート向きかな。
帰る前に豊平川沿いにある藻南公園に立ち寄り遊具場でひと遊び。バーベキューや川遊び(ダム放流休止時期のみ)もでき、対岸の切り立った崖も見所なので夏にまたゆっくり来たいな。
まだ肌寒い日が続く札幌だけど、今日もいっぱい遊んだね!
左写真:櫻珈琲煎房の前。
下写真2枚:藻南公園にて。

