
ずっと前から遠足の日を心待ちにしていたきっか。ようやくその日がやってきた。朝から天気もよく暑い!こーうを学校に送りだしてから、パパママきっかで保育園に出発。
年少・年中・年長合同の電車遠足。皆が揃ったところで並んで最寄り駅に向かった。目的地は毎年恒例
稲荷山公園。
着いて最初は園長先生の挨拶、歌を歌ったあと各クラスの紹介。それが済んだら早くもお弁当。仲良しのひなちゃんの隣でもくもくお弁当を食べるきっか。
お弁当が終わる頃、持ちものの一つに指定されていた新聞を出すよう担任の先生から指示が。年中組が午後から行う「海賊ごっこ」のための武器を作るのだ。子供用は長め、親用は短かめに新聞紙をくるくるまるめてテープでとめて剣にする。
そしてそれを持って場所を移動。芝生広場から傾斜のある林の中へ。さあ、子供達が楽しみにしていた海賊ごっこの始まりです。

決戦の場は小さな谷間を挟んだ林の坂の一角。谷を中心にそれぞれの傾斜の片側に子供、もう一方に親と分かれる。
何をどうやればいいのかよくわかっていない親達だったが、要するに子供達がヒーロー、親達が海賊になって宝物を取り合って先ほど作った剣を使って戦うのだ。先生がある程度のストーリーを作っていて、まず第一戦を交えつつ親が子供達の宝を奪う→第二戦では親が体に水の入ったポリ袋をぶらさげて、子供達はそれを狙って叩く(親は濡れるの覚悟)→最後に海賊の親玉のふうちゃんパパを倒す→宝物子供が奪い返す→降参した海賊は宝物とおやつを交換し、子供達おやつゲット!→おやつの時間となるわけだ。
それぞれ持参したバンダナを子供達は首に、親は頭に巻いて気分を盛り上げる。海賊の親玉ふうちゃんパパは髑髏の旗をかかげて髑髏マークを帽子に貼付け完璧。
先生の「行け〜!」の合図で第一戦が開始。わあっと子供達が走り出して武器を振り回し親達をボコボコに。これが、結構痛いのだ!きっかも真剣な表情で思いっきり叩いてくる。子供達が戦いに夢中になっている隙に誰か親がすばやく子供達の宝物をとって逃げる。第一戦が終了、一旦それぞれの陣地の坂の上に戻る。続いて水袋の用意。この水袋も先生たちの苦肉の策で、ポリ袋の上部には切り込みが入っていて、叩くと上手く切れて水がバシャッとなる仕組みになっているのだ。これをつけるのに意外と手間取ったので、その間子供達と親達とでアドリブの言葉の掛け合いが始まった。
子供達は先生のリードで「たからものを取りかえすぞ〜!」
親達はそれを受けて「宝物は返さないぞ〜!」
「ヒーローは強いんだぞ〜!」「わるものだって強いんだぞ〜!」としばらく掛合いをしているとようやく全員が装着完了!第二戦のスタート。
先程同様子供達は手加減なしで叩いてくる。痛い上にうまいこと水袋割れる割れる。ちなみに私もやすも、上手いこと下に落ちたので濡れずに済みました。
さあ、残るはふうちゃんパパのみ。みんながふうちゃんパパにむらがっている間にれいちゃんが見事宝物を奪い返した!ふうちゃんパパの水袋も全部割られて子供達の勝利で終了。ふうちゃんパパが「その宝物をよこせばもっといいものと交換してやろう!」と言って大きなキラキラの袋に入ったおやつを取り出した。ここで交換しておやつタイム・・・のはずが、宝物も渡したくない!という子供達。何故ならその宝物も、事前に子供達みんなで手作りしたものがいっぱい詰まった大事な箱だったから。結局、宝物もおやつも子供達にとられてしまいましたとさ。


↑左:おやつを奪われた親分。右:きっかもおやつゲット!

芝生のある所に移動して、しばしの間おやつタイム。そのあとは帰りの時間まで自由時間だったので、木に登ったりして遊んだよ。
帰り道、きっかは「今日の遠足はすごく楽しかった」と何度も言っていた。今回の海賊ごっこはなかなか面白い趣向で、先生達のアイディアと下準備に拍手!
毎年同じ場所で目新しさはないけれど、知り尽くした場所だからこそうってつけの舞台を用意できたわけだし、遊具などがない分、この時この年齢このクラスでしかできない遊びを考えてくれて、クラスみんなが一緒に遊べるというのはある意味貴重かもしれない。
帰りの電車も仲良しのひなちゃんとずっと遊んだり喋ったりしながら帰りました。
そうそう、あとできっかは「ママが『たからものは返さないぞ』って言ったとききっかポロリと泣いてしまったんだよ」と言っていた。かなり入り込んでいたのか・・・(^^;)

夕方はれいちゃん家・ゆうなちゃん家・ふうちゃん家・りおんちゃん家と近所のレストランでお食事。昼間あんなに遊んだのにプレイスペースでごはんもロクに食べずに子供達は遊びまくっていた。(親は飲みタイム)
しかもその帰り道途中でまたしても・・・たいがくん家に立ち寄って遊んでから帰りましたとさ。いつもすまんね・・・m(_)m